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| ノッキングポイントの製作方法 ノッキングポイントとは弦に付けた矢をつがえる箇所の目印の事です。新品の弦にすれば必ず製作をして(購入した販売店でもして貰えるが)、ベアシャフトのチューニングの結果次第では位置の調整が必要(個人により顔の長さが違うため)になります。 |
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| 矢の製作方法 矢は人により腕の長さや体格そして筋力等の違いからドローイング(弦を引く行為)長の差が出るために長さがまちまちで、しかも実際に練習を重ねてやっと自身に合った最終的な矢の長さが決定します。それまでの初心者では数センチ長めに製作し練習していきます(短めはNG)。矢は店側に頼んで製作を依頼することは出来ますが別途製作料が掛かります。 また矢には長さ以外に素材の種類(一般的にはアルミかカーボン)と形状(ストレートか樽形か)の違いそして硬さ(スパイン)も違ってきます。自身が引くリムの実質ポンド数と矢の長さでスパインと言う硬さが決まります。初心者にはなかなかその値はわかりにくく、適応表や解説図もありますが、最初は専門店に相談し任せた方が無難です。最初に訳がわからずアマゾンやTEMU等でスパインも知らずに適当に買ってしまうと失敗するリスクがあります。ですのでポンド数が上がればスパインの値も変わってきます(つまり買い替え)。また中級者レベルになると、ドローイングの長さを一定にするためにクリッカーという音が鳴る小さな器械を使い撃ちますがこれがなかなか難しいもので、最終的にはミリ単位の矢の長さの調整があります。 矢は海外製の安い物で1本450円(実際には6本単位か12本単位が多い)からでアメリカのイーストン社の一番安いカーボン矢ベクターは1本1600円ほどです。一番高価な矢(カーボンとアルミの合体で形状が樽形)は1本9000円ほどです。上記価格は完成矢(シャフトカット・ヴェイン貼り・ポイントノック挿入)の価格です。お店に製作の委託をしたら1本につきおおよそ900円ほどです。ベクターのシャフトのみは1本800円ほどで、これ以外にヴェイン・ポイント・ノックの材料が必要になります。おそらく初心者はどのような矢を使っても結果は同じです。 ある程度器用な人では矢を自身で製作(シャフトカット・ポイントとノックの挿入・ヴェインの貼り付け)をすることが可能です。以下詳細です。 |
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| 用意する物: 矢のシャフトのみ(写真ではイーストン社のベクター(オールカーボンストレート形状))・ホットメルツ(接着剤)・ステンレスポイント(70gr〜90gr)・パイプカッター&挿入丸棒(百均)・アルコール着火剤・チャッカマン・ペンチ・綿棒・アルコール |
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| 買ってきたシャフトのカットから始めます。長さの計測は色々ありますが、一般的にはノックを填めた状態で、ノックの溝からシャフト先端までの距離を指します(ポイント含めた尖った先端までもあるが)。実際にはノック側はフルドロー(最後まで弦を引っ張って顎下のアンカーにあわせた)の位置で、先端のポイントの位置はハンドルの前部先端かより少し的側です。この距離は個人の好みや考え方もありますし、慣れてくれば長さの変化もします。実際に何回も練習してある程度フルドローの位置が決まらないと矢の長さを最終的に決めるのは難しいです。 一般的にはやや長めに作って貰い、ある程度完成型になれば少し長かった矢をカットするという事も可能ですが、矢の長さを変化させればスパインの値も変わってきます。またポンド数が変化すればスパイン値も変わります。数ポンドまたは矢の長さがおおよそ1インチ差でワンランク変わる程度です。 お店やクラブ等では高速回転する電動のカッターを利用しますが高価で買えないので、我々のようなアマチュアでは「パイプカッター」という物を利用します。シャフト内径がおおよそ4ミリですので最小のカット出来る値の確認が必要です。海外通販の安物もありますが、ホームセンターで売っている物の方が確実です。切れ味が悪くなれば交換用の刃も売っています。 高速カッターなら一発で決まった長さをカット出来ますが、パイプカッターの場合はそのままなら最後カットし終わる直前に中が空洞のパイプなのでシャフトの抵抗が無くなります。ですので綺麗に断面のカットが出来ません。上手く仕上げるためにはシャフトの中に キチキチの木棒を差し込んでやることです。木棒は百均の編み棒で4.5ミリ径あったので0.4ミリほど削っています(木棒の外形を4.1ミリ径にする)。差し込むことで最後まで綺麗にカット出来ます。カッターの刃は切れ味が悪くなれば新品に交換です。 |
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| シャフトは複数本有るので、物差しで1本づつ測るか、あるいは古いシャフトのノックを外し同じような寸法になるように印を付けます。私は直角を描ける差し金にシャフトを当てて複数本一気に描きます。シャフトは黒いので水性の白色ペンは必須です。 また矢は完成後1本ずつに名前(イニシャルでもOKで要は他人と区別が出来るように)とNoを記載するようにします。 |
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| シャフトはそのままではかなり長いですので上述のようにいきなり木棒を差し込むことは出来ません(長い均一の丸棒があれば可能だが難しい)。ですので少し多めに残し適当に一旦カットします。そして最後は上述の通り木棒を差し込み決められた長さにパイプカッターでカットします。 写真はシャフトのカットでパイプカッターの右横の茶色は丸棒を右から左へ差し込んでいます。 |
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| カットした中にバリが残っている可能性がありますので、挿入しようとするポイントを入れ入りにくければ極細の丸棒ヤスリ で軽く内側縁のバリをとります。そしてアルコールを綿棒に付けポイントが入る長さ分シャフトの中を脱脂します。 次にポイントの装着です。ホットメルツを溶かす火元はキャンプ用の簡易ストーブ(アルコールが入っているヤツで800円前後)です。使用後は蓋をすれば簡単に消火ができ、折り曲げて使う五徳の蓋状の金属の爪をそのままの状態にして、ペンチでポイントとホットメルツを暖めます。無くなれば金属の容器は再利用するので残し、中に旅館で出てくる小さな土鍋を温めるアルコールの固まりを中に入れ熱源として利用出来ます。アルコールの固まりのみはかなり安いです。 次回ポイントを抜くときは先端のポイントのみを暖めますが、この時シャフトには極力熱源が当たらないように五徳の十字の隙間からポイントのみをあて暖めます。 |
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| ポイントとホットメルツはおおよそ20秒ほどで熱くなり、ポイントの軸にホットメルツをタップリと塗りつけます(ケチらない)。充分溶かしてからシャフトの中に挿入しますが、シャフトを回転させながら奥まで入れそしてまた回転させながら少し抜き、シャフトの中全体に溶けたホットメルツが満遍なく行き渡るように塗って、最後は回転させながら奥までしっかりと差し込みます。そのままストレートに差し込むだけではポイント抜けの原因となります。 最後は冷えたら差し込み口から溢れたホットメルツの固まりの除去です。この時必ずノック側から先端のポイント側に擦って取り除きます。逆にするとシャフトの切り口からカーボン繊維がほつれることがあります。うまく取れないときはカッターナイフで削るのもアリです。 | |
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| 写真は完成したポイント部です。ポイントはメーカー専用の物がありますが、私はアマゾンで格安にまとめて購入しています。ポイントには適応する重さ(gr=グレインという単位)があり、ある程度はポイントを折ることで減らすことも可能です。重さ(gr数)とシャフトの内径(写真のシャフトはID=4.2ミリ)と外径=OD(スパインで微妙に外径が違う)にマッチするような商品を購入します。推奨スパイン数やgr数はありますが、あくまでも参考なので個人によりその数値の選択肢は違ってきます。 実際には挿入するポイントの重量を変化させる事は一長一短があるので、ある程度違う重さの矢を打ち比べるのも良いです。私はすべて試して最後に結果が良かった物を採用しています。折ったポイントは元には戻りませんので使えないですが、また将来的に矢の長さやスパインが変化した時に使えるかも知れませんので保管しておきます。 またイーストンのベクター矢のポイントは鉛の安物(ZINCの70gr)ですが細すぎる(ブカブカ)と思いますので、、私はワンランク上のアマゾンで買ったステンレスポイント(1個90円)で重量が変化する物を使っています。矢はステンレスの90gr・80gr・70grの三種類を挿入し試し打ちした結果、一番結果が良い70grを採用しています。 アトム矢データ: 最初の矢=イーストン社ベクターシャフト26.5インチ/スパイン1000・Gノック・90grステンレスポイント+31ポンド 二度目の矢=イーストン社ベクターシャフト27.25インチ/スパイン800・Gノック・70grステンレスポイント+34ポンド 三度目の矢(FOC=13.1)=イーストン社ベクターシャフト26インチ/スパイン800・Gノック・70grステンレスポイント+40ポンド 矢飛びも良くスパイン値もバッチリです。 |
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| ポイントが挿入されればノックを差し込みヴェイン(羽根)の貼り付けです。羽根は主に2種類あり、ストレート羽根のソフトヴェインかカールしたフィルムヴェインです。ソフトヴェインは接着剤で貼り、フィルムヴェインは両面テープで貼り付けします。私はもっぱらフィルムヴェイン(写真)を使っています。 | ![]() |
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| 羽根を貼るにはフレッチャーという器具を使います。これはシャフトの側面に三等分に位置を変え印を付けたり、ソフトベインなら直接貼ることの出来る器械です。海外製の安物なら3000円前後で、メーカー物では数万円する物まであります。 羽根の種類と自身が貼りたい羽根の角度により調節し作業を進めていきます。写真の黄色い台は自身で製作し取り付けています。また写真のフレッチャーは海外製の安物(2500円ほど)なので精度が悪くDIY力で手直ししています。 試しにフィルムヴェインをストレートと2度ほどの角度を変えた矢を作り試し打ちしましたが変化は見られませんでした。しかしハスコによると30m程度までなら変化はないとの事。右下黄色のヴェインが貼ってある2個では上がストレートで下が2度の角度を付けている物です。 |
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ノックの溝から1インチの場所へ水性ペイントのマーカーで線を引き印を付けます(角度を付けるときは斜めになる)。同じ作業を回転させながら三等分に三箇所印を付けます。そこへ両面テープを貼り付け、カールしたフィルムヴェインを丁寧に貼り付けていきます。フィルムベインは前後と右打ち用と左打ち用の区別があります。フィルムヴェインは飛んでいくときに空気の抵抗で回転出来るように作られています(右射ち者だとノック側から見て時計回り)ので、ヴェインの先端が細い方がポイント側になります。貼ったら剥がれないようにとヴェインの前後に黒い(黒とは限らないが)テープを巻きます。黒テープは貼る方向は貼り終えた端が回転によって剥がれないようにとノック側から見て反時計回り方向です。ヴェインによってはカールしているので黒テープを貼るときは指先でカールした部分を押さえ引っ張りながら貼らないと浮いてしまいますので注意が必要です。 最後はノックの横にノックに矢をつがえる時の向きを決める線を描きます。ソフトベインは羽根の色を一枚だけ変えて目印としていますが、フィルムベインは色違いだと微妙に重量が変わるらしいので3枚とも同じ色です。ですので羽根の先端がプランジャーやレストに当たらないように向きを決め印を付けます。黄色のヴェインを貼った下の写真はヴェインとノックの間に白のマーカーで線を描いています。この線を自身に向けて矢を弦につがえます。 最後に矢には必ず自分の物としてネーム(他人と区別が付くようになので何でも可=写真ではATOM 6となっています)とNoを描きます。油性ペンゴールド色(百均)で書いています。消すときは百均の除光液を使います。 Noは何回か射つと不良品はいつも外れる場合があります。それを見極めるために通し番号を記しておきます。 |
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